老人ホーム紹介センター東海の小川です。
有料老人ホームに入居のうち数人の人は認知症(記憶障害)の方がお見えになります。強度の認知症の場合例えばよく面会に来る息子が誰だかわからくなります。認知症とは新しい記憶から欠落していく病気です。80歳の人が10年の記憶が欠ける、症状が進んで20年の記憶が欠けると60歳までの記憶しか残っていません。さらに進んでいくと青春時代の記憶に戻ります。そうすると目の前の50歳の息子が誰だかわからなくなります。そしてまだ両親は生きているとも思います。自分の部屋にあるトイレも見つからなく、その時はごみ箱をトイレとみたてて用を足します。夕方になると落ち着かなくなり「お世話になりました。自宅に帰らせていただきます。」といわれたりします。施設の介護職員対応は「今日はもう遅いので、あすご自宅にお送りしますので、今晩はこちらでお休みください」というと、「ではあすの朝早くお願いします」とお部屋に戻っていかれます。またしばらくして「今日中にお家に帰りたい」といわれれば「ではお送りしますので、しばらくお部屋でお待ちください」といっているうちに自宅に帰ることを忘れてしまいます。もし、これが自宅で起きた場合、介護を家族がなさっていたらどうでしょう。かなり双方が疲れてしまいます。また家庭が混乱してしまうと思います。やはり専門知識の持っているホーム入居されてほうがいい結果になると思います。
認知症とは新しいことが記憶できない、判断力が落ちているということであって、認知症でない高齢者との間に大きな差異はありません。ただ判断力が落ちているために、自分の周辺で起きていることがいったいなんだか理解できず、臆病になっています。そのため、自分が生活しているところが安心できる場所だと理解させることがもっとも大切です。周囲の人が自分に合わせてくれて、やさしく対応してくれれば、安心して静かに日々を過ごします。よく認知になると暴力的になるといわれますが、それは周囲の対応が悪いため不安になり、防衛心理が働き、暴れるのです。
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