憲法記念日
憲法記念日を迎え憲法改正の報道をたびたび聞きに不安が募ります。
憲法記念日とは、法務省では5月1日から7日までの1週間を「憲法週間」として、憲法の意義や理解を促す活動などを行っています。ノルウェー、デンマーク、タイ等諸外国にも日本と同じように憲法記念日を制定している国も多くあります。
日本憲法は第二次世界大戦という激動の歴史を経て、日本は平和な国として発展してきました。その戦後に新しく制定されたのが、日本国憲法です。この日本国憲法は1974年(昭和22年)5月3日から施行されました。つまり5月3日の「憲法記念日」は、現在の日本国憲法が施行された日を祝って定められているのです。
・・・・制定され76年を迎えた今、国を取り巻く状況についてやたら危機を強調し、憲法改正を進めようとする政府方針に疑問を持ちます。
今の政権は安全保障政策の大転換を進め憲法9条の価値を無くする深刻な状況になりつつあります。こんな重要な転換を国民の審判なしに決めていいものでしょうか、またそれと関連して防衛費を向こう5年間で倍増すると閣議決定されました。借金まみれの国家財政からどのように捻出するのか説明がありません。また政府が台湾有事で日本が戦争に巻き込まれると煽っていますが、台湾は我が国であありません、中国国内の問題ではないでしょうか、中国もしくはロシアが一方的に日本に攻めてくる?ロシアとウクライナ関係と日本とは歴史的背景が違いますので一方的に進攻される暴挙が起きる確率は非常に小さいのでは。身の丈を超える軍事力を持ち他国と戦争を出来る様に世論を誘導、憲法を改正するのはおかしいのでは、我々は二度と戦争をしないことを未来永劫守るべきです。
戦争したい人は、自分や家族が戦場に行かない立場の人、戦争で儲けようとする人達です。それは歴史が物語っています。戦争で悲惨な目を見るのは、庶民なのです。いかに戦争に巻き込まれない、しないことにお金を使う、知恵を絞るのが第一ではないでしょうか。憲法の精神、三大原則は守りたいですね。
日本国憲法の三大原則
国民主権
それまでの「大日本帝国憲法」では、天皇が最高の地位にあり国を治めることができる「天皇主権」でした。しかし、政治のあり方やそれを実行する権力は国民にあるという「国民主権」に大きく変わったのです。天皇制から国民主権となったのは、戦後の日本にとって大きな変換点となりました。
基本的人権の象徴
基本的人権とは、人間が生まれながらにして持っている権利のこと。日本国民は誰もが平等に、人間らしく生きる権利があり、それを永久に保障するという考え方です。
平和主義
戦争の放棄、戦力の不保持、交戦権の否認を定めるのが、日本国憲法第9条。第二次世界大戦で原爆投下など甚大な被害を受けた日本では、外国との争いが起きても戦争は行わず平和的に解決するという考えが生まれ、戦争放棄を憲法で宣言したのです。